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『ゲーム脳って本当にあるの? | Dbox (ディスカバリーチャンネル)』
(本日3記事目)
前の記事を書いていたときに、ディスカバリーチャンネルが似た話をYouTubeで取り上げていたので併せて紹介してみます。
前記事は↓こちらです。
ゲームが与える良い・悪い影響の研究を紹介
ゲームをすると頭が悪くなるという説で有名なものには、「仮想と現実の区別がつかなくなる」や「脳が溶ける」。はたまた「ゲーム脳」という言葉まであります。
まるで悪モノのようだが、実際はどうなのか?
本動画では、実験で証明された研究をいくつか紹介する内容になっています。
1:10〜 オーストリアの大学の実験
8時間ゲームをしても、大して成績に影響は無かった。
課題に直面していない学生なら、長時間ゲームを楽しむことは特に問題ではない。
2:00〜 ドイツのルール大学
ゲームをする人としない人でグループをわけ、学習能力をテストするパズルを解いてもらった。
→ゲームをする人は好成績で、問題の解き方にマルチタスクのアプローチをとるなど、解決能力が高いことがわかった。
2:50〜 カリフォルニア大学のアーバイン校
3Dゲームで遊んだグループは、記憶力や思考力が明らかに向上した。2Dより3DCGゲームのほうが情報量が多いため、頭を使っているから。
この実験結果で、3Dゲームが高齢者の認知症予防になるのではないかと言われている。
3:50〜 ワルシャワの私立大学
RTS(リアルタイムストラテジー)ゲーム『スタークラフト2』をプレイする人は、空間把握能力が向上している。
5:15〜 マイナス面が出ているゲームも紹介。「FPS脳」
モントリオール大学の研究で、FPSのやりすぎでアルツハイマーのリスクが高まる結果が出た。
実験対象のゲームにて、記憶を司る海馬のタンパク質が減少していることが判明。
シューティング要素のない3Dのスーパーマリオを同じ時間プレイすると、むしろ海馬のタンパク質は上昇していた。
なぜこの実験で”シューティング”にタンパク質の減少がみられたのか、メカニズムはまだ解明されていない。
FPSに関してはまだ分からないことが多いので一概に悪いとは言えない。
さいごに
動画ではそれぞれ、身体のどこが向上し、どんな人向けにメリットがあるかが丁寧に解説されています。
- 「リアルタイムで判断を要求されるもの」(『スタークラフト2』)
- 「3D空間であること」
この2つは、書籍『超効率 勉強法』(前回の記事)でも取り上げられていました。
根拠のある実験結果があって、「ゲームは悪」という言葉に反論できるのはとても心強いですね。
でも本動画と書籍でも言っていましたが、
なにごともほどほどが肝心なものです。