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充実と満足感が得られる時間管理でないと続かない『怠け者の時間術』

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「ビールを飲みながらプロ野球を見ている時間は、客観的に見るとムダに思えるが、本人がものすごくリラックスして、至福の時間だと漢字、それによって明日への活力が養われるのであれば、非常に充実した時間だ」と。
しかし、ただ単純に「することがないから」という理由で、暇つぶしにテレビを見ているだけなら、単なるムダな時間といえます。
(”はじめに”より)

単に感情に任せてそのときの満足を求めるのではなく、
その時間になにをしたら将来も続く大きな満足になるのかを考え、時間の使い方を選ぶことが必要なのだと『怠け者の時間術: ――自分に負荷をかけない「仕組み」の作り方』(午堂登紀雄 著、パンダ・パブリッシング)に書かれています。

 充実した人生=効率×満足
 ➾充実した人生を手に入れるには、”効率”の先にある”満足”度を上げる仕組みが必要

著者の経歴は、”ニート→ダメ社員→コンビニ店員→経営コンサルタント→資産3億円を得る→会社経営者”…と大逆転劇をたどっています。

フリーター、会社で疲れている人で「やりたいことを仕事にして人生を充実させたい」とくすぶっているなら、どう仕組みづくりをしたらいいか。

著者のいろんな工夫が詰まっている本書にて、いくつか要点をピックアップしてみます。

怠け者は「満足」を得る仕組みで成果を上げられる

そもそも現状に本当に「満足」して充実しているなら今のままでいいのです。
しかし、将来に向けてさらに「満足」を追求するには、時間の使い方を選ぶ必要があります。

「本当にやりたい」のであれば、どんなことにも優先してやるはず。

「時間がない」という前に、それが「本当に自分がすること」なのか、「興味が持てること」なのか、「優先順位が高いもの」なのか、考えてみる必要があります。
なんとなくの憧れで留学や語学習得を目指しても、そのために時間が捻出できない程度のものなら、自分にとってあまり必要がないもの、といえるのではないでしょうか。
(第1章 いまの生活スタイルを変えずに、最高効率をたたきだす!” 4 時間をつくりだすとは、優先順位を変えること”より) 

必要なことは自然にやる、必要でなければやらなくなる。
つまりは充実と満足感を得られる時間管理でないと物事は続かないという訳です。

そして「本当に必要なこと」を何回でも挑戦して見つけたら、次のステージへ。
自分への負荷をかけずに、続けるための仕組みをつくっていきます。

フリーター・会社で疲れている人でも逆転できる方法

「本当に必要なこと」・・・明確な目標が決まったら、集中すべきことに集中して”時間密度”を高めます。
(密度を高めるとは、24時間みっちり詰め込むのでは無く、集中して取り組むこと)

取り組み始めるから意欲がわく。最後までザッと終わらせる(3回まわす)

イギリスの音楽評論家のアーネスト・ニューマンはかつて、こんなことを言ったそうです。
「偉大な作曲家たちは、意欲がわいたから作曲に取り組んだのではなく、取り組んだから意欲がわいたのだ。ベートーベン、バッハ、モーツァルトは、毎日来る日も来る日も、作曲に取り組んだ。彼らはインスピレーションがわくまで待って、時間を無駄にするようなことはしたくなかった」
(第1章 いまの生活スタイルを変えずに、最高効率をたたきだす! ”6 「時間密度」という発想を持つ!”より)

つまりは、まずは取りかかってみることが重要だということです。
とりあえず5分でもやり始めてみたらノッてきたという経験は、多くの人にあると思います。

そのノッた集中力を高めるのには、

  • いつまでにやるという「期限を区切る」
  • なんのためにやっているのか価値を確認する「目標を明確にする」
  • 頭をぼんやりとさせない「睡眠」

がなにより大事です。

また、物事に完璧にこだわっていては時間のパフォーマンスが下がります。

完璧に進めようとすると、本当に重要な部分のクオリティがいい加減になってしまうことが、ままあって、そのとき私は「いったん最後まで終わらせる」ことを学びました。
(第2章 ムダな時間を有効に変える!”6 まずはひと通り、全体をやるのが先”より)

「適当」に見切りをつけて、スピード重視の方がメリットがあるのです。

最後までザッとやるときに、「3回やり直す」イメージでやってみると、ブラッシュアップができて完成度の高いものができるとオススメしています。

そういえばFacebook創立者のマーク・ザッカーバーグ氏の名言にもありますよね。

「Done is better than perfect.(完璧を目指すよりまず終わらせろ)」
って。

不変の共通項をみつける

本を読むとき、自分だったらどうすると転用することで、身になる読み方ができます。

普通は「何か新しいことを言っていると価値がある」と思いがちですが、それは逆です。
いろいろな成功者が、みんな同じことを述べているのだとすると、それが「真実」に近いと言えます。
(4章 時間を資産に変える!” 6 変化を追うより不変を追ってみる”より)

読んでいる本の成功者たちは、実際にやっているから成果が出ています。
違いにばかり目を向けないで、共通点があるということは大切なことなんだと掬い上げる読み方が大事です。

不変を見つけようとすることは、本以外にもマーケティングや、エンターテイメントの面白さを分析するのに役に立つかと思います。

自分探しの時間は必要か

「自分が何をしたらいいのかわからない」という人がいたならば、「目の前にある仕事」に一生懸命打ちこむのが第一歩です。

アメリカの詩人、ジェームズ・オッペンハイムの言葉にこんなフレーズがあります。
「愚者は、幸福がどこか遠いところにあると思いこんでいる。賢者は、幸福を足元で育てている」
(第5章 人生を思考して「突き抜ける!」” 1 自分探しの「時間」は必要か?”より)

「本当に必要なこと」が見つからない人への言葉です。

自分探しの旅に出た人は戻ってこない、「自分」はつくっていくものだ。
例えばアルバイトだとしても、自分で満足のいく効率さを追求していけば、見えてくるものがある。とりあえず何かを一生懸命やってみましょうと、いうことです。

ムダな時間を使いこなす

時間管理の話に戻りまして。
人にはムダといえる時間が1日の内にいくつもあるそうです。
そのムダな時間を勉強なりに充てることで、充実した将来につなげていくことができます。

移動に細切れ時間をつくらない

「そもそも細切れ時間をつくらない」という発想
(第2章 ムダな時間を有効に変える! ”1 細切れ時間をつくらない行動を心がける”より)

日常のなかでは細切れ時間がたくさんあります。これを積み重ねるとけっこうな時間になります。

だからこそ、細切れ時間をどう使うかがポイントになるのですが、
本書では「そもそも細切れ時間をつくらない」という発想をしています。

たとえば、目的地には30分〜1時間前に着くよう行動する。到着したら、近くのカフェでまとまった時間を取れるからです。

ギリギリに出発すると「遅れるかもしれない」という焦りで集中できません。
時間に間に合っても、微妙に5分くらい余っているとコンビニに入って時間を潰そうとしてムダな時間が発生します。

だからこそ早めの出発は、細切れ時間をつくらない意味でもおすすめしています。

移動するときは人と行動を共にしない

人と一緒だと、自分だけ勝手に本を取りだして読むわけにもいきませんし、企画を練ったり、パソコンで資料を整理したりといったこともできません。

あえて時間をズラすことで、移動の時間を完全に自分の時間にしています。
(第2章 ムダな時間を有効に変える! ”4 上司や部下と一緒に移動してはいけない”より)

一緒に移動することで、打ち合わせや雑談するメリットはあるとは思います。
しかし、確認事項は会社で済ませておけば、慌ててすり合わせする必要はありません。
雑談だと会話が途切れて気まずくなる可能性もあります。

「本当にやりたいこと」に打ちこむなら、こういう移動も見直す必要がありますね。

感情的は時間のロス

キレる人、企業や政治家の不祥事、満員電車の殺伐とした雰囲気、etc..

これらを”ヒステリーニッポン”と呼んでみますが、たしかに日本中がなかなかに嫌な空気になっていますよね。

怒りをぶつけて事態が好転することは、ほとんどありません。

感情をコントロールするほうが、時間のロスを生まないためにも大事なことだと思います。

私自身、キレないよう、いつも自分自身に言い聞かせているキーワードがあります。
それは「菩薩になれ」です。
(第5章 人生を思考して「突き抜ける!」”7 ヒステリーニッポンとおさらばして「菩薩」になる”より)

嫌な空気に流されてあがいても、個人ではどうにもならないことが多いです。

感情に支配されないためにも、上記引用の魔法の言葉や深呼吸することで、余裕をもち、やりたいことに注力できるよう温存しようという訳です。

読んでみて

最初、本書を読む前は「今のスタイルで成果を上げる」ということで、なにか万能な魔法でもあるのかと思ってました、が、そんな甘い話はありませんよね。笑

まずは、本当にやりたい・必要なことかを見極める
将来の「満足」を得ることができることを、です。
その見極めた目標をやると充実と満足感を得られるので、時間管理術を合わせることで長く続けていくことができます

そして本書には、時間管理を実践していく方法や考え方がギュッと詰まっています。

意志の力・やる気でなんとかしようと考えている人には、それをやり抜く仕組みづくりが多く載っているので、きっと参考になるハズです。

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